手術で綺麗なケツ穴〜1.クソ病院と内視鏡編〜

とうとう、手術をした。

2年ばかり【ボッコリしたものが出ている肛門】を我慢し続けた日々が終わり、いつでもセックスできるような環境は整った。


まぁ、相手いないんだけど。


ともかく、手術はオススメ!

早くやっときゃよかった…


手術までの道のりを、忘れないように記して行こうと思う。


まず行ったのはA病院。

ここは関東近郊の痔主なら、ほぼ100パーセント知ってるような超有名な痔の専門病院。


5時間近く待ち、初診。(ここは予約を受け付けていない)

否応無く高まる期待。


プライバシー配慮の番号札のありがたみが、肛門科では余計に染みる。


しかし医者がクソだった。

控えめに言ってもクソだった。


常にテンパる看護師、

顔も見ずに内診終わった途端に「じゃあ系列クリニックで内視鏡して」と告げる医師。


私も色々調べていたので

「ちょ、これ見張りイボってやつじゃないんです?それだけ切って貰えればいいんですけど…というかキレなのかイボなのか、なんでしたか?」

と食い下がる。


医師、突然怒鳴る。

「だからさーたしかに!見張りイボに見えるけどぉー!内視鏡やらなきゃわからないでしょ!ガンの可能性だって高いんだよ!クロンかもしれないよ!」


私が「クロンってなんですか?」


医師「クロンはクロンだよ!」


初診、終わり。

診察室を出た瞬間に、内視鏡の受付に回され強制的に予約を取らされる。


ちなみにクロン、はクローン病のことだと家でぐぐって自己解決した。

素人にわからない略語使ってんじゃねぇ!とキレながらも、アラサーだし、ガンも怖いので大腸内視鏡を受ける日を迎えた。


まさかの内視鏡、2ヶ月待ち。

大きなモピレップという下剤を前に、途方に暮れる日々。


でも内視鏡で異常なしなら、この出っ張りをなんとかしてもらえる。

それだけを心の糧にして、地獄の下剤DAYを迎えた。


在宅モピレップ法という、家で下剤飲んで腸を空っぽにしてこいよ、というやつである。


もうね、これがマズイ。

よく水を飲むから、2リットルなんて余裕だろ…ってナメてた。


1口目「おっ案外いける。薬学の進歩は目覚ましいねぇ」

2口目「口がイガイガする…やっぱマズイわ」

3口目「…地獄の味がする…」


これを延々と続けていく。

1リットル飲んだあたりから、下痢がすごい勢いで出て行く。


1リットルだけでも地獄を耐えた感があるのに、あと1リットル…

殺してくれ…殺してくれ…と思いながら無理やり飲む。


味は、ポカリに味の素をアホみたいにぶっこんだ後に、粉薬をでたらめに入れた感じ。


エンドレス下痢。というか水。

バスで行くのを諦めようかと思って1時間が経つと、ピタッと止まった。すげぇな。


バスで1時間ほどの提携クリニックに到着、しかし情報の伝達が出来てない。


2度も地獄をくぐり抜けるのは御免だ

「今日予約取りました!A病院です!Aクリニックに行けって!」

必死さ極まれり…そして見つかる提携病院からのデータ。一安心。


まぁあとはケツに穴が空いたズボンと上着に着替えたり。

上着が長いからケツ穴が見えない。

ニクイ配慮だねぇ!と思ったり。

待合室にいる全員が、ケツ穴を露出してるズボン着用という異常な事態に、謎の連帯感を持つ。


内視鏡は特筆したことはなかったけど、こっちの医者もモニターしか見ないのな…

忙しいのはわかるけどさ…

看護師さんも常に走り回ってるしさ…


分泌液漏れで着替える前に「着替え終わりましたよね!行きましょ!」

「まだ!着替えてないです!」

「!着替えたの前の人だったわ」

とかね。


医師は医師で

「Cさんの大腸ね、大丈夫だよ」

「私アラサー痔主ですけど…」


みたいなやりとりもありつつ、このA病院(クリニック)への不信感が90パーセントくらいになった。

まぁ内視鏡も大丈夫だったし?切れば終わりだしね?


そしてA病院に問い合わせ。

内視鏡大丈夫だったので、手術日程教えてください」


受付「カルテ探しますね〜今忙しいから待っててくださいね!」

看護師「カルテ見たけど、来たの3ヶ月も前でしょ!?」


私「(内視鏡で2ヶ月待ったんやで…)

はぁ、申し訳ないです。でも注射で治るって調べたもので…それは適応になるのかなと」


看護師「見たところね!これ注射じゃ無理だから!入院で1週間!

そもそも3ヶ月経ってるんだし、診察して直接聞いてくださいね!」


私「(前に内診した時にロクな答えがもらえなかったんや…しかも予約じゃないから1日仕事やんけ…てか入院必要ならそっちこそ早く言えや…)そうですか。もういいです。」


ここでA病院への不信感が100パーセントに達する。

見切りをつけよう。大腸が綺麗だったことが分かっただけで良いや。


〜肛門科探しへの旅が始まる〜

下半身、ご乱心

下のネタばかりでどうしようもないけど、今回も下のネタです。

アラサーの冷えとか座り仕事とかね、即座に下にくるんだよな…なんて痒い下半身に軟膏を塗りながら考える新年。

3ヶ月ほど前、彼氏がいない私は思い立った。
もう陰毛要らないじゃんって。
陰毛って邪魔だし、伸びれば生理のカピカピは付着するし、それによって臭いし不衛生だし…

要らないじゃん?

思い立ったが吉日、ってことで、パイパンにした。

実はパイパンは慣れてるのだ。
でも普段のパイパン時は、彼氏がいたり、まぁそういう事態を想定してのパイパンなので気を使いつつブラジリアンワックスとかで処理していた。

けれども、今の私はフリー!
もうだいぶフリー!
ブラジリアンワックスなんてチマチマやってらんねぇ!とばかりに、豪快にボディーソープを塗りたくって剃刀で剃った。

その後、3ヶ月ほど猛烈な痒みに悩まされている。
あまりの痒さに座ってられない。
気が狂う寸前でトイレに駆け込み、搔きむしった後に仕事に戻る。
幸か不幸か、以前から膀胱炎で超頻尿なため「あいつよくトイレに行くけど、痒みでもあるんじゃないのか?」
という疑惑は生まれなかった。

カンジダでもない、性病なわけがない…
あっ、これ毛が生えてきてる痒みだ。

そう気付いたが、打つ手なし。
毛が生えてきて痒いのに効く軟膏ってなんだ?そんなもん存在しないだろう…
要するに毛が生えて痒いんだから、生えきったら治るんじゃないのか?

と我慢を続ける日々。
ちなみに痔も痒かったから、前と後ろで痒みの大反乱が起きていた。

とうとう気が狂う一歩手前までいったとき、フェミニーナ軟膏の広告が目に入った。

フェミニーナ軟膏と言えば、デリケートゾーンは任せろ!みたいな存在なのは知ってたけど、使ったことがないからよくわからなかった。

デリケートゾーンの痒み!
なぜ気付かなかったんだろう…今の悩みにはフェミニーナ軟膏しかない、というか今買わなかったら、この軟膏の存在意義が失われるくらいじゃん!?

と気付いたのが、オシャレ〜なカフェで先輩とコーヒータイムを楽しんでいる時。

業務再開の時間は迫っている…!
しかし、このまま業務に就いても、やたらトイレ行く人の称号がキープされるだけだ。
ちなみにこの辺の地理もよくわからない….!

恥を忍んで聞いた。
「あの、ちょっとこの辺に薬局あったらひとっ走り行きたいんですけど…仕事始まる前に…近くにありますかね?」

先輩は流石先輩だ。
私の体調が悪いのではないか?とか色々考えて心配してくれた。あと近場の薬局も教えてくれた。

ちなみに悪いのは全部シモなので、あまりの心苦しさに
「買いたいのはフェミニーナ軟膏と、オシリアなんすけど…」
と昼下がりのオシャレカフェで突然とんでもない暴露をする後輩になってしまった。

唖然とした後に爆笑する先輩をカフェに残し、薬局へは比喩でもなんでもなく走った。
走るたびにパンツとすれて痒かったため、余計に早く走った。

フェミニーナとオシリアを片手に、レジへまた走る。
レジの人が女性でありますように…!
というかこの二つを同時に買うとか、コイツの下半身ご乱心かよって絶対思われる、ならば、せめて女性でありますように…!

レジは混んでいた。
ドキドキする私の目の前で「レジお願いしまーす」とレジをしているお姉さんが叫んだ。

これで男性がきたら、順番的に私が新レジ係のところになってしまう!頼む!頼むぞ!

必死の願いが通じたのか、新レジも女性だった。

こうしてフェミニーナとオシリアを無事手に入れた私は、またカフェまで走り、また先輩に爆笑され、カフェのトイレにこもり事なきを得た。

再開後の業務は順調だった。
てか、フェミニーナ凄いな…痒くないよ…
デリケートゾーンはお任せ!って広告出す気持ちがわかったよ、うん、君に任せれば安心、マジで。

そんなわけで、私の下半身ご乱心事件は
ひとまず収束した。

痔にタイガーバーム

ブログ1発目のテーマが痔ということに年齢を感じるのは置いておいて。


中学生頃から切れ痔のわたし。


アラサーになり

羞恥に耐えながらも、切れ痔の治療のために二度ほど肛門科に行くも多忙と恥ずかしさで放置してる間に


イボが鎮座していた。


あの衝撃は凄い

なんだか座った時にぷよぷよしてるものがある…?うん○を拭いた時に何かある…!

恐る恐る鏡で見てみる。

この世で一番間抜けなM字開脚だった思う。


たまに思い出したように座薬で(痔主の祖父からの貰い物)押し込んだりしつつも、現在も放置している。


面倒で診察も恥ずかしい割に、

内科や歯科に比べて実害がそれほどない痔ってやつは後回しにしがちだ。


ただ、イボや切れてる分には、そこまで違和感や不快感はないのだけど

とにかく カユイ かゆい 痒い 。


もう10年くらいはこの痒みと戦ってきて、心底疲れ果てたところで、オシリア(痒み止めの市販の軟膏)も切れ、フと思いついた。


手元には海外で買ってきたまま、使い道もなく未開封のタイガーバーム

赤い温感タイプ。


タイガーバームの前評判はなんとなく知っていた。

簡単に言えば、とにかくなんでも効く魔法のような軟膏らしい。

ついでに漢方やら天然由来の成分で作られているらしい。


閃いた。

これ以上悪くなることもないのだから、わたしのケツの穴使ってみよう。

昔からあるだとか、天然由来だとか、なんだかいかにも効きそうだ。


ついでにオシリアは1200円くらいするけど、タイガーバームは日本円で300円くらい。

コストパフォーマンスも最高だ…変なことにならなければ。


そっと肛門の上部に塗ってみる。

あぁ、大丈夫そうだ。


これだけで私の中のタイガーバームへの信頼感はマックスに達し、がっつり指にとってイボと切れがごちゃ混ぜになった患部へ勢いよく塗る。


あぁ、やはり大丈夫そ…ぁぁああ!?!?


私の尻穴は、時間差で噴火したように痛み始めた。

痛いなんてもんじゃない、ケツが燃えてる!


その場で声にならないうめき声を上げながら、1〜2cmぴょんぴょん飛び跳ねる。


これ以上悪くなりようがないと思って、タイガーバームを塗ったけど…これは予想外としか言いようがない。



しかし、数分すると痛みは収まり

痒みまでおさまった。


タイガーバーム特有のスースーした清涼感が、ケツ穴を心地よく吹き抜けていく。


痛みで痒みを制し、清涼感まで…。


なにか途轍もなく自分の尻に勝った気がした。

明日ただれていないことを祈るだけである。